山梨県の東玄関エリアで“遊ぶ・学ぶ・暮らす”ための情報サイトです
さいはらの手しごとを
学ぶ・手伝う・伝える山梨県上野原市西原
(さいはら)
ってどんなところ?
新宿からおよそ2時間、山梨県の最東部にある人口600人足らずの小さな山里、西原。
コンビニやスーパーはなくても美味しい水と空気、
そして先人たちの知恵と伝統の技あふれる「ホンモノの暮らし」があります。
平らな土地が少なく田んぼを作ることがむずかしかったため、
傾斜地の畑では昔からあわやひえなどの雑穀や小麦、そばが作られてきました。
雑穀を挽く水車がゆっくり回り、お茶作り、竹かご作りなどの
手しごとが残る山里、それが西原です。
「しごと塾さいはら」とは
しごと塾さいはらは2010年に、
都市と農山漁村の交流について考えるセミナーから生まれました。
「やりたいことをカタチにする」ために見つけた場所が山梨県上野原市西原地区。
2010年6月に発足した「NPO法人さいはら」とともに、西原地区に残る手しごとを
「学ぶ・手伝う・伝える」をモットーに、「まち」と「むら」の相互の交流を図りながら、
「まちからむらへ通い続けるきっかけ・しかけ作り」につながる活動を続けています。
活動内容
西原にはこの土地の畑しごと、山しごと、暮らしにまつわる知恵や
技術を受け継いできたおじい、おばあたちがいます。
そんな彼らの教えてもらいながら、以下の活動をしています。
1.農作業
西原地区で借りている畑で、西原で昔から栽培されているそば、
在来種のじゃがいも「ネガタ」、地大豆「千石」育てています。
収穫後はそば打ちをしたり味噌作りをしたりして、西原に伝わる山里の恵みを味わいます。
基本的に動力は使わず、鍬を使って耕し、木槌や唐箕を使って脱穀し、
石臼を使ってそばを挽くなど昔から伝わる農作業の知恵を学ぶ場にもなっています。
2.地元の方との交流
炭火を使ったお茶作りや地元に伝わる獅子舞やお神楽などのお祭りに参加しています。
お祭りのいわれやしきたりなどをうかがうことも多く、たくさんのことを学んでいます。
また、自分たちの畑の収穫した大豆やジャガイモを使って、地元のお祭りにも出店しています。
3.手しごとを学ぶ
地元の方から教わりながら、竹かご、わら草履、木槌など「暮らしの道具」を作っています。
農作業に関しても、フジヅルを使った縛り方や草の刈り方、堆肥用の落ち葉の集め方、
傾斜地の畑の耕し方などそこにあるものを有効に活用していく技を教わっています。
月に一度は西原暮らし!
通い続けるうちに、自分の暮らしを自分でつくること、手間暇かける喜び、
さまざまな「関わり」の中で暮らすこと、あるもので工夫することなど「手しごとと共にある暮らし」には、
真の豊かさにつながるヒントが一杯つまっていることに気づくかもしれません。
その気づきは、都会に帰ってきた私たちの暮らしに、そっと変化や豊かな気持ちをもたらしているように感じます。
月に一度西原を訪れ、皆で一緒にワイワイと農山村のホンモノの暮らしを味わってみませんか。
参加者の声
しごと塾に参加して畑を耕したり、地元の方と交流したりすることは、
季節に合わせた暮らし、時間と手間をかけた手作りのもののある暮らしのもととなっています。
さいはらに通うと楽しい“発見”が必ずありますよ。(MN)
世間に「農業体験」プログラムは数多かれど、この土地と人との関係を作り上げてきている
しごと塾だからこその居心地のよさがあり、農作業では自然への謙虚さを、
メンバーの方々からは繋がりの温かさを教わりました。(KY)
いつも楽しいこと美味しいものが待っている、そんな思いが私をさいはらへ導きます。
さいはらの手しごとを教わったり、美しいさいはらをハイキングしたり、
そして皆で種から育てたソバで味わう手打ちそばは格別です(YN)
1
1年目の取り組みとして、8月より秋そばの栽培体験をシリーズ開催しました。地元の方を講師に迎え、種まき~土寄せ~収穫~そば打ちと一連の実技と、各回関連した座学を行い、充実した学びの場をつくりました。
2
「さいはらの手しごとを学ぶ・手伝う・伝える」をモットーに地域のお手伝いや農作物づくり、そばのオーナー制度の実施、古民家を利用したコミュニティハウスの利用を進めていきました。
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「さいはらの手しごとを学ぶ・手伝う・伝える」を大切に活動しました。
学ぶ…畑の作業では、冬の間に草を土に入れ込む「冬伏せ」を行ったり、マリーゴールド等を植えてコンパニオンプランツも試みました。 手伝う…西原ふるさとまつりやびりゅう館のお掃除等に参加させていただきました。
伝える…HPやFBで多くの方へ発信するほか、しごと塾さいはら通信という新聞を発行し、地域の方へ回覧して、私たちの活動や地域の魅力について知っていただく機会としました。
しごと塾さいはらの参加者の特徴は年齢層が幅広いこと。
まちからきた3歳の子から80代までが参加し、地元の子どもたちと一緒に遊んだり、
地域のお話や畑作業、ご飯づくりを通して、西原の人たちと交流しています。
どなたでもご参加できますので、ご興味のある方は「お問合せ」よりご連絡ください。